Wonder Moments 2023
# Art Installation
Wonder Moments(ワンダーモーメンツ)は、自然の美しい一瞬を切り取り、球体映像と音楽、インタラクションによって印象的に描きだす光のインスタレーション。
まるで宇宙から星を眺めるような空間体験。テーマは、自然の現象やふるまい、色彩そのものであり、美しさに想いを馳せ、驚き=“WONDER”を感じる心。
2015年11月のオープン以降、世界初のシームレスな球体プロジェクションのシンボルアートがあるミュージアムとして700万人(2024年1月時点)が作品を体験。
2023年3月、自然や生きものから抽出された"Phenomenon"(現象) をテーマとした新しい9つのシーンが加わり、より普遍的でプリミティブなアートに進化した。
合計12台のプロジェクターから投影される、360度シームレスな球体映像とフロア映像、インタラクション、サウンドがシンクロしながら、
「WATER」「SENSE OF NATURE」「UNIVERSE」「PHENOMENON」の4つのテーマによる、計25種類のシーンをランダムに上映。
実空間がトランジションし、時空間がコラージュされるように、次々と異なる情景を映し出していく。
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WATER
Wonder Momentsのはじまりのシーンであり、生命の根源である「水」のふるまいの美しさをテーマとした「水の彫刻」。
リアルにシミュレーションされたCGの水が、球体をひとつの大きな容器としてダイナミックに展開するアートインスタレーション。
Phenomenon
気流や水などの流体現象を、無数の発光点群のふるまいによって視覚化したビジュアルアート。
実際の物理法則に基づき、緻密に計算された数百万個の粒子の塊が、無重力空間のキャンパスで刻々とフォルムを変え、流れながら漂い、消えていく。
Sense of Nature
足元に花が咲き、水面の夜光虫が輝くなど、その時々でフロア映像のインタラクションが変化し、
光のシャワーが身体や手のひらに降り注ぐ生命感溢れるインタラクティブアート。
UNIVERSE
Wonder Momentsの最後のシーンであり、デジタルとアナログ、リアルとアンリアル、
生命と都市、宇宙と銀河を、空間映像と音楽で横断する壮大なインスタレーションショー。
- Year
- 2023
- Place
- NIFREL
Credit
- Music
- 高橋 全
- Video
- 岡 太地
- Photo
- Nacasa & Partners